2014年02月16日

「ダイアローグ」

8) ダイアローグ  (デビッド・ボーム 著)

実は2回目。
前回は挫折したというか、一通りは読んだけど、まったく頭に入ってきませんでした。

今回は、先日読んだ「ダイアローグ 対話する組織」という本を読んだ後なので、
前回ほど、難解な感じはしませんでした。
(それでも後半は、眠気が...)

とはいえ、理解するには、
自分で読み解いていく必要があるように思います。

ちなみに、「学習する組織(ピーター・センゲ)」
における5つの学習領域の1つに「チーム学習」という領域があり、2つの会話のスキルとして、「ダイアログ」と「スキルフルディスカッション」が挙げられています。

学習する組織――システム思考で未来を創造する [単行本] / ピーター M センゲ, Pete...

本書では、
「対話の目的は、物事の分析ではなく、議論に勝つことでも意見を交換することでもない。いわば、あなたの意見を目の前に掲げて、それを見ることなのである。」
と述べられています。

前提に、異なった想定や意見を持っていることがコミュニケーションを困難にする理由になっており、誰もが自分の想定を守ろうとします。

対話では、この想定を分かち合い、他人の想定に耳を傾けることなどが必要で、
こうしたことで、集団の思考を一つの方向へ向かわせることが可能となるわけです。

つまり、
「対話の狙いは、全体的な思考プロセスに入り込んで、集団としての思考プロセスを変えることにある。」
というわけです。

このあたり、概念的に理解したつもりですが、
もっと簡単に説明できるようになるまで、少し時間がかかりそうです...。

あとがきに、本書はダイアローグ=対話について、原点を語ったものとあるように、
じっくり何度も読み返す類の味わい深い本ですね。


ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ [単行本] / デヴィッド・ボーム (著); 金井真弓 (翻訳); 英治出版 (刊)
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2014年02月15日

「ビジョナリー・カンパニー」

7) ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則  (ジム・コリンズ、ジェリー・ポラス 著)

 会社の存在価値や目的、○○ウェイなどといった価値観を明示している企業は多いと思います。

 でもそれは形ばかりで、本当に浸透しているとは言い難いというのが現実...

 といったことは少なくないですよね。

 本書でも、

「ビジョナリー・カンパニーの真髄は、基本理念と進歩への意欲を、組織のすみずみにまで浸透させていることにある。」

とあり、いかに会社や働く個人のパフォーマンスまで一貫性を維持しているかが重要だということがわかります。

そして、この「基本理念」の維持するために、
BHAG(困難で大胆な目標)を掲げたり、
カルトのような文化を築いたり、
生え抜きの経営陣を育てたりといった“しくみ”になっていくわけですね。

更に、もう一つの「進歩への意欲」。
これを促進していくのには、

業務上の自主性(権限の委譲) 、大量のものを試してうまくいったものを残すことや
決して満足しない姿勢、
であったりするわけです。

進化による進歩を促す教訓の中には、

「試してみよう。なるべく早く」
 

「小さな一歩を踏み出す」

など、自分自身にグサッとくるのもありますね。

さて、この基本理念の維持と進歩の促進のためには、
具体的なしくみをつくること、ORではなくANDで考えること、そして一貫性を保つことがキモ。
というのが、全体像だと思いました。

企業の比較や大事な主張が繰り返されているため、
読んでいて、とても分かりやすいですね。


全体を通して...

レベル感は違いますが、根本的なところでは、

なんか、診断士の二次試験の勉強で繰り返してきたことと共通している気がします。


実は、ビジョナリー・カンパニー2しか読んだことがなかったのですが、
仕事の資料づくりのため、読む機会に恵まれてよかったです。

あらためて、腑に落ちた感じがありました。





ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則 [単行本] / ジム・コリンズ, ジェリー・I. ポラス (著); 山岡 洋一 (翻訳); 日経BP社 (刊)
posted by Cota at 11:58| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月11日

「[入門]チームビルディング」

6)[入門]チームビルディング  (小林 惠智 著)

自分が参加しているファシリテーション塾の前期チーム(昨年の5月〜10月)では、継続して「チームビルディング」のワークショップを実施していくことになりました。
実際は、企業や組織でということになりますが、チームビルディングのワークショップがどんなものか体験したい方、もしくは、色々試したり、研究してみたいファシリテーターの方を対象に月1回程度実施します。
(ちなみに第1回は3月14日(金)19:00〜です。)

というわけで、本書。
FFS理論について書かれている本です。

チームビルディングについて背景にある理論的なことが知りたかったわけですが、そういう意味では、ちょっと間違いました。

読んでみて、

・シナジー効果によって高い業績水準を期待できるチームに求められる要件 
  1.適切な目標と秩序がある。これがなければただの集団である。 
  2.適切なメンバーを選ぶ。目標達成に合致し、秩序を乱さない人選が肝要である。
  3.メンバー間に良好なコミュニケーションがある。コミュニケーションによりお互いの
    力を認識し、役割分担し、シナジー効果を生むことができる。 

という点をみると、我々がワークショップで特に高めることができるのが、3.のコミュニケーションだろうと思います。

人の集団のなかで、その人はどんな人で、どんな役割を担うのか。細かく考えていくと最初はどうしても個人を深く掘り下げざるを得ない。

という点についても同様です。

また、

 「チームとは、共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた少人数の集合体である」(ハーバードビジネスレビュー2004年12月号・「チームとグループは異なる」)

カール・E・ワイクは「組織化の社会心理学」の中で、「人々が組織に参加する過程として、まず個々人の目的があり、その目的を達成するために共有すべき手段があり、その手段を共有していくうちに組織の目標というものが生まれる」と書いている。

などの引用を読むと、個人的には学習意欲がわいてきます。

やはり[入門]なので、なにかしら原著を読むためのきっかけになりました。

次、読んでみたいと思います。

(早速、ハーバードビジネスレビュー2004年12月号を購入しました。)



posted by Cota at 06:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月02日

「ダイアローグ 対話する組織」

2)ダイアローグ 対話する組織
 (中原 淳/長岡 健 著)

 今まで、「ダイアローグ:対話」について、その効果は理解していたつもりですが、背景にある根拠や理論について書かれているような本を探せず、イマイチすっきりしない感じがありました。

 本書のあとがきにもアカデミクスの世界で学術研究として正式な認知を受けているわけではないと書かれています。

 しかしながら、「ダイアローグの本質を人文社会科学のさまざまな知見を背景にして描くことにつとめた」とある通り、本書を読むことで随分と理解が進んだと感じました。

人は対話をすることで、物ごとを『意味づけ』ています。そして、『意味づけ』のプロセスを共有していくことで、相互理解を深めることができます。」という点について(もう少し細かく書かれていますが)、こうした単なる「情報」の移動とは異なるコミュニケーションであることをあらためて言語化されると、納得しやすくなるのではないかと思います。

今後、ダイアローグを深めるようなワークショップを提案する際など、役立ちそうです。

ダイアローグ 対話する組織 [単行本] / 中原 淳, 長岡 健 (著); ダイヤモンド社 (刊)


他、1月中に読んだ本はこちら。

3)リフレクティブ・マネジャー
 (中原淳/金井壽宏 著)

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する|中原淳/金井壽宏|光文社|送料無料

一流はつねに内省する」というサブタイトルのとおり、
内省(リフレクション)の重要性から、人材育成への活用などについて書かれているわけですが、
『Works』元編集長の高津尚志さんの言葉として紹介されている
会社は、社員一人ひとりに理念を浸透させたいと言うが、社員は誰も、理念を浸透させてほしいなんて思っていない。」
というのは、ガツん!ときました。

4)組織行動の考え方
 (金井壽宏/高橋潔 著)

組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト (一橋ビジネスレビューブックス) [単行本] / 金井 寿宏, 高橋 潔 (著); 東洋経済新報社 (刊)

中小企業診断士1次試験の「企業経営理論」で学んだ内容ですが、理論を例えばNHKで放映された「プロジェクトX」で説明していたりとこれも納得感がありました。
個人的に「モチベーションの夢理論」がオモロい。

5)巨象も踊る
 (ルイス・ガースナー 著)

巨象も踊る|ルイスV.ガースナーJr./山岡洋一/高遠裕子|日本経済新聞社|送料無料

なかなか読む機会がなかったので、よかったです。
これも個人的にですが、最近、「企業文化」の重要性をとても感じている自分としては、
「企業文化」がビジョン、戦略、財務などといった経営のひとつの側面ではなく、
経営そのものだ」と断じているあたり、ウッ!と背中を押された気持ちになりました。


1月はこんな感じであまり多くはありませんが、今、関心がある「組織」のところを集中して読んでいますよ。

posted by Cota at 17:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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